辻 響己 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

1997年三重県生まれ。2022年東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域修了。人を主題に制作を続けている。石粉粘土で作成された構造の上から麻布を巻きつけ、絵具でペインティングを施すことで人物像を生み出すシリーズや、上記の像から画布を引き剥がす事で立体から再び平面に戻すシリーズ、人物の表情に着目したドローイング作品等、平面と立体の狭間で人の存在を模索する試みを行っている。

 

【ステートメント】

人の存在を探る制作をしている。芯棒を作り石粉粘土でモデリングを行うことで人を主題にした像を作る。像の上から麻布を巻きつけ支持体とし、さらにその上からアクリル絵具でペインティングを行う。この時選択される色彩は、人の形態を持った画面に没入していく最中で自分の感覚によって決定される。像から画布を引き剝がすことで立体から平面に戻す描かれた画面を裏返して使用する、布を引き剝がして残った構造を作品として用いる等、制作の最中に像に対するアプローチをその都度変化させている。これらの制作方法で生まれる像は崩壊寸前で留まるような形態や、その内部に没入することが出来るような絵画としての画面を持つ。描く行為と触覚的な行為。2つのアプローチで生み出される像は、実態を覆い隠された表面であることそのものが構造として見えてくる。平面と立体、内側と外側、現実とイメージ等の相反することの行き来の中で模索し、それらを入り混ぜることで捉えきることの出来ない人の存在を確かなものとして残していく。自身の想定する完成形のイメージから常にずらしながら像を立ち上げる。未知なる像が現れた時に自分自身が存在している事の実感を得ている。

 

【略歴】

◆学歴
2022 東京造形大学 大学院 造形研究科 美術専攻領域 修了
2020 東京造形大学 造形学部 美術学科 絵画専攻 卒業

◆展示会歴
2022 ひとりとひとりの間に ARTDYNE (千代田 東京)
2022 ZOKEI展 東京造形大学(八王子 東京)
2021 「体の空間と引力」展 ZOKEIギャラリー
2019 remain room412 (渋谷 東京)

◆受賞歴
2022 ZOKEI展 ZOKEI賞 ノミネート 東京造形大学
2022 ZOKEI展 ZOKEI賞 受賞 東京造形大学
2018 Liqtex THE CHALLENGE 入賞 ART FACTORY城南島

【Profile】

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【个人资料】

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【自我介绍】
【简历】
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【自我陳述】
【簡歷】