Morita Manabu by WOOD | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE

遊び心に満ちたstyleに、世代を感じさせる素材選び、若者だけではなくミドルレンジの年齢層からも支持されている彼の作風は描くツールにこだわらない自由な印象を強く受ける。
中でも彼の代名詞ともいえる白の使い方に分かりやすく出ている。鮮やかな色使いから最後に落としていく白は、より彼の作品を立体的に浮き上がらせる。
ライトな印象から、見るたびに深みを感じさせる世界観は幼少期から読破していったというコミックやアニメに大きくインスパイアされているという。
金属的な質感から今まさに生み出されようとする場面を鋭利に切り取った時間的な立体作品達は、ところどころに散りばめる緑により生命感あふれる相対的な時間変化を感じさせる作品になる。
現実的な物を非現実的なモチーフで作品に仕上げるマンガ的解釈といえよう。
ツールごとに異なる質感を表現しているCANVASでは、アニメ的表現から着想を得ている。
アクリル、ペンキ、スプレー、マジックなどを質感を変えながら階層ごとに使い分け重ね合わせていく過程には、まさにアニメ制作などで使われるレイヤーを連想させるデジタルな印象を受けてしまう。
彼独自の自由奔放な性格が強く出た作風達は近年各方面でも強い評価を得ており、新たな新時代のアーティストの一人として名を広めている。

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●「FALLING DOWN BLUE」/ 2021 / 530mm × 455mm / ペンキ・スプレー・マーカー

●「NOISE Ⅰ」/ 2021 / 273mm × 220mm / ペンキ・スプレー・マーカー