亀山 晴香 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

1998年生まれ。仙台を拠点に活動中。「娯楽」と「矛盾」をキーワードに、玩具などを用いて作られたジオラマ写真とキャラクターのアナログペインティングを融合した作品や、スマートフォン用画像加工アプリを制作技法として加える作品などを主に制作している。 描画されたキャラクターや加工されたモチーフが持つ見た目的なポップさとは裏腹に与えられた不遇な設定や奇妙さを作品の中で一緒くたにすることで、善し悪しが面白さとして一纏めにされたある種の幼児向けアニメのような軽快かつ娯楽的な世界観を展開している。 また最近では、展示活動にのみならず地域の実証事業への作品提供・参加等も手がける。

 

【ステートメント】

私の作品はジオラマ等の立体を扱う所から始まり、それらの写真を加工・拡大印刷、更にその上からペインティングを施すといった、3Dと2Dの空間を行き来することでつくられています。 また私はそれらの行為を全て「誇張表現」として認識しています。 例えば画像加工については、日常的にSNS上で見られる「自撮り写真の加工」から着想を得て、個々の理想の為に行われるそれをより大袈裟に制作技法として取り込む事によって、画面上に現れるモチーフの個性を増長させる事を試みました。 また拡大印刷は、自身の手の中で収まるサイズの立体物をあえて何倍もの大きさで出力する事により、狭いながらも自分達を大きく囲い込む現実世界に照らし合わせて表現しています。 更にそれらの上に重ねて描かれるモチーフもあえてキャラクター化しポップに描くことで、作品自体をより娯楽的に客観視できる効果を担っています。これらの「誇張表現」で成り立つ作品を娯楽的な感覚で他人事のように見つめる行為は、私たちが生きている日常に近しい、または軽やかに日々を過ごす為に必要とされる感覚なのではないかと考え、表現しています。

 

【略歴】

◆学歴
2020 東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース 卒業
2022 東北芸術工科大学大学院 芸術文化専攻絵画領域 修了

◆展示会歴
2022 個展HYPERBOLE MEDEL GALLERY SHU(千代田区・東京)
2022 The Situation -想像を刺激する画面たち- YUGEN Gallery(渋谷区・東京)
2022 PSYCHE Marco Gallery(心斎橋・大阪)
2022 2人展nidomemashite 和田画廊(銀座・東京)
2022 個展Blooming REIJINSHA GALLERY(日本橋・東京)
2022 東北芸術工科大学大学院修了制作展 東北芸術工科大学大学院(山形)
2021 個展hi, GALLERY TURN ANOTHER ROUND(仙台・宮城)
2021 Visions in mind MEDEL GALLERY SHU(千代田区・東京)
2021 Pre-Opening Exhibition Gallery A8T(仙台・宮城)
2019 ART FAIR 3331 アーツ千代田 3331(千代田区・東京)
2019 ポートフォリオ選抜展 新宿眼科画廊(新宿区・東京)

◆受賞歴
2020 東北芸術工科大学卒業制作展 洋画コース優秀賞 東北芸術工科大学
2022 東北芸術工科大学大学院修了制作展 芸術工学研究科優秀賞 東北芸術工科大学大学院

【Profile】

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【自我陳述】
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