塙康平 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

茨城県生まれ。ドローイングや写真、インスタレーションなどさまざまなメディアを通じて、ロマン的でありながら理性的な詩的空間を作り出す。平面作品では、紙にペンなどの軽やかな描画材によって星々が輝く海や宇宙、人型のモニュメント、花々などが描かれ、自身の経験や記憶、感情に対する生きることについての深い内省からそれらのモチーフは生まれてくる。2013年頃から、鏡面加工された艶のある黒い紙にペンを用いた点描作品を制作するようになる。2019年以降はこの制作に重点を置いている。

電車の窓から夜の景色を眺める。縦横に規則正しく並ぶマンションの明かり。踏切の点滅。交差点の濡れたアスファルトには、車のライトと変わりゆく信号の色が混ざり合っている。河口のトラス橋に灯る9つのオレンジ色の照明、その明かりを紺色の川がすっと縦に引き伸ばしている。入江の常夜灯、それに照らされる小さな船と人影のない倉庫。埠頭にあるLNG基地の明かり・・・車窓は、背後にある光も映し込み、距離感が掴めないまま景色は一瞬にして変わっていく。何度も見ているはずの景色でも、その日の湿度や季節によって光のあり方が少しずつ違っている。電車を降りて、高台にある一本道を歩く。そこからいつも見渡せる、遠くにある山の住宅街の明かりは、「見える」というよりも風に乗って私の肌にそっと触れる感じがする。小さな山々の端にかかる夜空は、低い雲が地上の明かりを反射してふんわりと、どこか妖しげなじれったい色をしている。街灯が反射する、気づかないほど弱い雨粒のような、埃のような光が次々と予測できない動きで流れては闇に消えていく。これはほんの一部ですが、それらの景色を見て、感じたことを心に留めて絵を描き始めます。

 

 

 

【略歴】

<展示会歴>
2024「祈り -inori- 」六本木 蔦屋書店 2階シェアラウンジスペース(東京)
2024「ART MARKET TENNOZ 2024」WHAT CAFE(東京)
2023「Spiral Xmas Market 2023」表参道 Spiral スパイラルガーデン(東京)
2023「WHAT CAFE EXHIBITION vol.27」WHAT CAFE(東京)
2023「Light Echo」コートヤードHIROO(東京)
2022「Spiral Xmas Market 2022 A bright tomorrow, a sparkling future」表参道 Spiral スパイラルガーデン(東京)
2022「『ART IS…』vol1. WHAT CAFE×WHYNOT.TOKYO EXHIBITION」WHAT CAFE(東京)
2021-2022「Rejoice!豊かな喜びの証明Ⅱ: Kairos 」セゾンアートショップ、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(神奈川)
2020「Rejoice!豊かな喜びの証明」アキバタマビ21(3331 Arts Chiyoda)(東京)
2017「Twilight」OGU MAG(東京)
2016「第3回CAF賞入選作品展覧会」3331 Arts Chiyoda(東京)

【Profile】

Born in Ibaraki.
Through various media such as drawing, photography, and installation, he creates poetic spaces that are both romantic and rational.
In his two-dimensional works, he draws starry seas, outer space, human-shaped monuments, flowers, etc. with pen and other light drawing materials on paper, and these motifs are born from his deep introspection about life in relation to his own experiences, memories, and emotions. From 2019 onward, he will focus on this type of work.

【Biography】
【个人资料】

COMING SOON...

【简历】
【簡介】

COMING SOON...

【簡歷】

●「Butterfly」/ 2023 /274 × 274mm / 紙、ペン

●「Refrain」/ 2023 /274 × 274mm / 紙、ペン