蓮井 幹生 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

写真家
1955 年生まれ
明治学院高校、同大学社会学部社会学科に入学。アートディレクター守谷猛氏に師事しデザインを学ぶ。1984 年から独学で写真を始め、1988 年の個展を機に写真家への転向。新潮社の雑誌「03」を始めとするカルチャー系エディトリアルシーンで著名人のポートレイト作品を発表し注目を集める。1990年代から撮影が続く『PEACE LAND』は作家の世界観の中核を成す作品群であり、作品集の出版を通して継続的な発表が行われ2009 年にフランス国立図書館へ収蔵される。現在は、長野を拠点に制作を行う。

 

【ステートメント】

リンフォフ617のファインダーを通して見る海にはその実在とはまた違ったまるで虚像の様な独特の印象を受ける。
それはなぜなのか。ファインダーのレンズによる歪みなのだろうか、またはその曖昧に揺れ動くフレームのせいなのだろうか。
いやそのような物理的なことではない。
私はこの何とも曖昧なファインダーを通った水平線や海の表情を見るのが好きだ。それは現実のそれより象徴的で詩的である。
私の眼底に投影されたその映像には、そこに聞こえるべき波の音は不思議と消え去り、風の音さえも無い。
おそらくはその間わずか数分から数十分なのだが、筆舌には尽くせない無垢な幸福感に浸ることとなる。そしてフィルムの乳剤に一枚の映像を焼き付ける。
私にとってこのシリーズPEACE LANDの撮影とは些かの誇張も無くその様なことである。
私は、あるがままを感じることに自分自身の確かな存在を一瞬だが消し去ることができるのである。考えてみれば、写真とはそういうものなのだ。

 

【略歴】

◆展示会歴
2022 個展「詠む写真、とその周辺 −循環と相似形–」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2021 個展「無常花」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2020 個展「For yesterday」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2020 個展「Hidden Landscapes」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2018 企画展「Two Mountains Photography Project 3.0」 ILHAM (クアラルンプール、マレーシア)
2017 企画展「PHOTOGRAPHY NOW」 THE BRICK LANE GALLERY (ロンドン、イギリス)
2013 個展「IMAGINE IN THE LIGHT」 COMME des GARCONS BLACK SHOP (ベルリン、ドイツ)
2008 個展「PEACE LAND 2002-2007」 spiral (東京、日本)
2002 個展「PEACE LAND 1995-2001」 spiral (東京、日本)

【Profile】

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【Statement】
【Biography】
【个人资料】

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【自我介绍】
【简历】
【簡介】

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【自我陳述】
【簡歷】