足立真輝 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】
神奈川県出身。 私の作品は、直線的なモチーフの集積と反復によって表現した、抽象化された記憶の空間である。 私は常に、デザインプロセスの中で生成されるもの、特に未完成の建築模型のような、その破片を触媒に自身の身体的記憶(出来事やそ の意味がキャンセルしされた記憶)が再編成されるメディアに惹かれてきた。 紙や木のような身近な素材を建築の構成要素への「見立て」によって組み立てる建築模型は、ちょうど枯山水のように、直接的な肉体の侵入を禁止することで、所有者不在の普遍的な身体的記憶を他者と共有するはたらきがある。 私はそのような性質を持ったメディアの生成行為が、記憶の中で際限なく広がるオブセッショナルな形象の持続を切断し、その破片を実空間に呈示するためのシステムとして機能するのではないかと考えた。 身体的記憶に内在するパターンやリズムを、直交するpathとedgeで構成した線的なエレメントに還元し、ちょうどエ チュードを作曲するように、時間的な方向性を持って生成された最小単位を反復していく。 夢や記憶の中の身体性、その感覚がどのように物質界にフィードバックし得るか、またそれを媒介に他者と共有されるモデルネの幻想に興味がある。
【略歴】

関東学院大学 工学部建築学科 学士号
京都芸術大学大学院 建築デザイン分野 芸術修士

<主な展示歴>
2020年 静物2020(アーツ千代田3331 ex-chamber museum)
2021年 個展CREVICE(Artist Studio HIVE)
2022年 「SICF23」(spiral)
Daegu International Art Fair(Daegu Korea)
2023年Now you know! vol.2(Whimsy Works Gallery Taiwan)など

<主な受賞歴>
2014年 足立一郎記念賞
2017年 第13回ダイワハウスコンペティション最優秀賞
2020年 太平洋国立大学The 20th anniversary international forum “New ideas of century” international scientific conference 1st degree in nomination For the originality of the subject など。

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