高野萌美 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

現代美術家。1993年神奈川県生まれ。
2015年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ ファインアートコース卒業。
幼少期に親しんだコンピューターグラフィックスのピクセルによる図画との類似性から布の経糸と緯糸が織りなすパターンに興味を持ち、布が抱える社会・文化的背景と美術史が混交する地点を模索している。
2018年の南米ペルー滞在を皮切りに、現在まで国内外のさまざまな地域へ出かけてはその土地固有の染織文化を観察し、自身の手作業による再解釈を通じて作品を制作してきた。加えて「テキスタイル」と「テキスト」が語源を共有していることから、布に対して言語・詩的な表現可能性を見出し、作品タイトルの形式を利用して言語実験を試みている。2022年には紡ぐ、染める、織る、縫う、刺繍するといった作業と絵画制作の手つきとを統合しできたものにタイトルをつける一連の制作過程を「糸による詩(Thread Poetics)」、自らを「糸による詩人(Thread Poet)」と捉えるに至った。個の営みが持つ儚さと強さ、現代世界に生きる悦びと可笑しさそして虚しさなど、複雑な生の在り方を糸とことばに触れながら日々問い続けている。

【ステートメント】

私はこれまで、人がある土地に居住し一定の時間を過ごすなかで培った精神性や、それをを語るための言語としての視覚表現がいかに求められ、かつ獲得されるのかという過程に関心を寄せて創作活動をしてきた。特に近年は時間をかけて目の前の物質と触れ合うことでしか成しえない表現があり、そしてそれはあらゆるものの簡略化、迅速化、デジタル化を経験している現代において未だ有効である、という信念のもと作品を制作している。衣服や日用品、絵画のキャンバスなどに形を変え私たちの身の周りに存在している布を出発点に、 60年代前後にミニマリズム、ポストミニマリズムの作家と呼ばれたアーティストたちの仕事を参照しながら、テキスタイルという媒体に対する認識を糸や繊維、労働の単位にまで拡大・分解し、それらの物質や行為が持つ特性や力が最大限引き出される契機としての空間の再構築を試みている。

 

【略歴】

高野萌美

【学歴】
2015年 ロンドン大学ゴールドスミス校 (イギリス) ファインアートコース卒業

【個展】
2022年 Thread Poetics / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE (東京)
2021年 Possibilities in a Filthy Flow 汚い川にも/ why not. tokyo (東京)
2020年 I’d Rather Be Your Travel / why not. tokyo (目黒 東京)
2019年 いちばん幸福な休暇の支度 / トキワビル 303-a (神奈川)
2017年 内爆する風景 / 岩崎ミュージアムギャラリー (神奈川)
2017年 Intangible Surface / Spring Valley Brewery Yokohama (神奈川)

【グループ展】
2023 In Different Ways / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE / (東京)
2023年 Extra PREVIEW (vol. 1) / HUG FOR__. / (神奈川)
2021年 AFTER THE 3331 / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE (東京)
2020年 The Inevitable / why not. tokyo (東京)
2020年 今ここ、小さな自由 / why not. tokyo (東京)
2019年 巣くう芸術家たち / Art Base Garden OBAEN – 大庭園 / (神奈川)
2017年 青春嶺 / 科元藝術中心 (台中 台湾)
2016年 SIXTY / LUBOMIROV / ANGUS-HUGHES (ロンドン イギリス)
2016年 On The Threshold II : Formal Presence / オリエンタル博物館 (ダラム イギリス)
2015年 On The Threshold / オリエンタル博物館-ダラム大学、帝京大学 (ダラム イギリス)

【アートフェア】
2022年 ART FAIR ASIA FUKUOKA / ホテルオークラ福岡 / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEブース / (福岡)
2022年 ART STAGE OSAKA / 堂島リバーフォーラム / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEブース / (大阪)
2021年 3331 ART FAIR 2021 / GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEブース / 3331 Arts Chiyoda (東京)
2017年 ART TAICHUNG 2017 / Millennium Hotels and Resorts (台中 台湾)

【レジデンス】
2021年 Pocoapoco residency / (オアハカ メキシコ)
2018年 Arquetopia, Natural pigment instructional residency / (クスコ ペルー)
2016年 BankART Artist in Residence /BankART1929 (神奈川)

【その他】
2021年 ACY-U39 アーティストフェローシップ (助成)
2019年 plastic island / secondhand frontier (展示企画) / トキワビル 303-a (神奈川)
2018年 Art of Islamic Pattern Summer School (Intensive) / (ロンドン イギリス)

【Profile】

COMING SOON...

【Statement】
【Biography】
【个人资料】

COMING SOON...

【自我介绍】
【简历】
【簡介】

COMING SOON...

【自我陳述】
【簡歷】

●「ウォール (ここではないどこか) / Wall (Somewhere Not Here)」/ 2017 / 410 × 320 × 18mm / アクリル絵具、オイルパステル、パミス、亜麻布、木製パネル

●「巡礼者、この道この朝 / Pilgrim, This Road This Morning」/ 2023 / 590 × 460 × 25mm / 染色した綿と麻、石膏、アクリル絵具、スプレー、ABS樹脂パイプ ●「巡礼者、この道この朝 / Pilgrim, This Road This Morning」/ 2023 / 590 × 460 × 25mm / 染色した綿と麻、石膏、アクリル絵具、スプレー、ABS樹脂パイプ