黒田恭章 | 天王洲のアートスポット WHAT CAFE
【プロフィール】

1986年生まれ
2012年武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻工芸工業デザインコース修了

text(文章)の語源がラテン語のtexere(織ること= to weave)であることから、織るという行為を通して言葉以前の可能性を探る。
織物は音としての言葉(発話)が生まれ、文字としての言葉(書記体系)が現れるまで、意思の疎通や事象の記録を担う一つの言語体系だった。
また機織りという行為は自然の糸をバイナリへと変換したが(ものから0-1のコードへ)、それは分けられたものを分けられたままに統合するという、対立項を共存させるプロセスでもあった。
話し言葉と書き言葉の間で機能していた織物という言語体系に立ち戻ることは、今の私たちが持つ認識や世界との関係性とは違う在り方(being)と、成り方(becoming)の再認識と再構築を可能にする。
これは私たちというtextが、新たな(そしてかつての)結び目として世界と再接続するための実践である。

【略歴】

1986年 新潟県出身
2010年 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業
2012年 武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻工芸工業デザインコース修了
個展
2021年 「糸しい世界」(SKLo・金沢)
2019年 「texere」(NOHGA HOTEL UENO TOKYO・東京)
2019年 「Naturally Died Silk Threads」(Frantic Gallery, MIDORI.so2 Gallery・東京)
2018年 「Lines & Agency」(青山とみひろ ・ 東京)
2017年  TWS-Emerging2017 「contextile」(トーキョーワンダーサイト本郷 ・ 東京)
主なグループ展
2023年 「観察と対話 Looking – Deep – Thinking」(Ais Gallery・群馬)
2023年 「Hors-Série」(Galerie Robertson Arès
・モントリオール)
2022年 「Intermediate Programme. Accrochage 2022.」(drj art projects・ベルリン)
2022年 「‒t‒e‒x‒t‒i‒l‒e‒」(Frontviews HAUNT, drj art projects・ベルリン)
2019年 「CENTURY. idee bauhaus」(drj – dr. julius | ap ・ ベルリン)
2018年 「#」 curated by Markus Linnenbrink (Cindy Rucker Gallery ・ ニューヨーク)
2016年 「トーキョーワンダーウォール公募2016」(トーキョーワンダーサイト渋谷 ・ 東京)
受賞歴
2016年 「トーキョーワンダーウォール公募2016」 大賞

【Profile】

Born in 1986

Completed the Craft and Industrial Design Course, Department of Design, Musashino Art University Graduate School of Art and Design in 2012.

Since the etymology of the word “text” comes from the Latin texere (to weave = to weave), I explore the possibilities before words through the act of weaving.

【Biography】
【个人资料】

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【简历】
【簡介】

COMING SOON...

【簡歷】

●「breakthrough」/ 2014 / 1,125 × 1,700mm / 絹、植物染料

●「一と多」/ 2023 / 1,098 × 1,690mm / 絹、植物染料