父は建築家、 祖父は船大工と設計図面や大工道具に日々触れ合える稀有な環境で育つ。 幼 い頃は父や、のちにグラフィックデザイナーとなる兄と美術館や、寺院巡りをし感性を磨 いた。中学生の頃にグラフィティアートやスケートボードなどのカルチャーに没頭したこ とも、違和感の無い自身の表現手法の一つであった。
16歳で地元富山を離れ、 大阪での生活を始めると、 デザイン・アートへの造詣を深める ためデザイン専門学校への進学を決める。 卒業後は家具職人になる道を選択し、 地元富山 と飛騨高山の家具製作会社で家具製作を経験。両社共に山奥に工場を持ちながらも、首都
圏を中心に商圏を持つ、 一流の技術力・品質の高さを誇るの環境下で腕を磨いた。仕事以 外でも、 自然の中での暮らしや、 遊びを通じて自然の恵みを全身で感じる機会に恵まれた ことも現在の感覚を養う大きな要因となり自身の表現の礎となっている。
現在は、更なる技術の習得と自由な表現方法を求め、日本を離れドイツでの生活を送って いる。 海外の地で職人という仕事を通じて、 技術力の保持、失敗の許されない張り詰めた 緊張感など、多くの感情が渦巻く中で、自身の意志を曲げずに技術を習得することの難し さ、何気ない日常生活の大変さ、 束の間の喜びや悲しみを敏感に肌で感じ取りながら、 本 当の人間らしさと向き合い、日々表現の形を求めている
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●「one one」/ 2022 / 400 × 300 × 20mm / アクリルとペン
●「理想」/ 2022 / 600 × 800 × 20mm / アクリルとペン