1990年滋賀県生まれ。2015年京都造形芸術大学大学院総合造形領域修了。現在、京都府を拠点に活動を行う。
油絵具を使用して一つ一つ手作業で描いたドットや、ペンで一本一本引いた線から構成されるRepetitionシリーズの制作を続ける。具体的な完成イメージを持たずに、単純な動作の繰り返しの果てにたち現れる画面は、時間の経過をキャンバスの中に捉え、どこか有機的で親近感のあるイメージを生み出す。大和はこの気の遠くなるようなプロセスを通して、木が自然の摂理に従って徐々に年輪を築いていくように、崇高な自然の摂理やシステムを可視化することを試みている。
近年の主な展覧会に「The Breathing Star」(Heather Gaudio Fine Art、米国コネチカット州、2023)、コミッション「ホテルアンテルーム那覇」(メインエントランス、沖縄、2020)、「STEAM THINKING -未来を創るアート京都からの挑戦 国際アートコンペティション スタートアップ」展(京都市京セラ美術館、京都、2020)、「project N 大和美緒」(東京オペラシティーアートギャラリー、東京、2019)などがある。
丸の内アートアワード(2013)やCAF賞(2015)など、国内の数々のアワードで入賞し、2020年にはメキシコシティで開催されたアートフェア、ZONAMACOにて現地の文化財団であるFundación Casa Wabiより、最優秀女性作家賞を受賞。同財団の運営するオアハカのレジデンス・プログラムに招待を受け、現地住民との参加型プロジェクトの滞在制作を行う。
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