COVID-19をはじめとする病疫や自然災害は私たちの日常に耐えがたいダメージをもたらす一方、しかし絶対不変のように思われていた日常がじつは脆く、壊れやすく、そして掛け替えのないものであり、そのありがたみを示唆します。シリーズの一つ「with gratitude」では、普段は意識することはない当たり前に感謝することをテーマにそえ、同時に鑑賞者への感謝を伝えるため、絵画を献花と見立て、花をモチーフとした作品に仕上げています。混ざり合う絵具から生まれる偶発性、そしてペンによる緻密な必然性を織り交ぜ、そうした偶発的に訪れる不条理や困難な状況を必然へと、つまり自分の意志によって切り開くことをイメージしています。もう一つのシリーズである「with courtesy」は、日本の美術や文化に通底する、「型の思想」を現代的な視点から再考し、作品化したものです。武道や茶道、庭園美術など、日本文化には自分自身を律し、整えることで生まれる美しさがあります。盆栽をモチーフに取り入れて色彩を抑えたこのシリーズは、「with gratitude」の背景と同様、時として訪れる不条理においても冷静さを保ち、人間としての美しさを失わないことの重要さを根底においています。
現在は、個展やアートフェアなど国内外問わず精力的に作品を発表し続けている。
Biography:・2016 – 退社後、デザイナーとしてではなく、アーティスト”yutaokuda”として活動再開・2012 – 2016 ファッションブランドTAKEO KIKUCHIにてデザイナーとして勤務・2010 – M.A. Fashion Design Course, ISTITUTO MARANGONI, London, U.K. 卒業
Solo Exhibition:
・2023 01 25 – 02 25 市ヶ谷のMizuma Art Gallery にて<個展>を開催
・2022 11 02 – 12 04 上海のHWAS GALLERY x HUMARISH CLUBにて<個展>を開催
・2022 10 12 – 11 01 新宿のIsetan Galleryにて<個展>を開催
・2022 08 14 – 09 11 マカオのHumarish Clubにて<個展>を開催
・2022 03 04 – 27 六本木のA/D Galleryにて<個展>を開催
・2022 01 14 – 02 20 シンガポールのMizuma Galleryにて<個展>を開催
・2021 10 06 – 11 07 NYのMizuma & Kipsにて<個展>を開催
Art Fair:
・2023 03 23 – 25 ART BASEL Hong Kong 2023にMizuma Art Galleryより参加
・2023 03 09 – 12 Art Fair Tokyo 2023にMizuma Art Galleryより参加
・2023 02 15 – 19 LA Art Show 2023にTomohiko Yoshino Galleryより参加
・2023 01 12 – 15 Art SG 2023にMizuma Art Galleryより参加
・2023 02 10 – 02 12 Study: 大阪関西国際芸術祭 OKIAF 2023 に参加
・2022 11 29 – 12 04 Art MiamiにMizuma Art Galleryより参加
・2022 10 21 – 24 Art Taipei 2022にTomohiko Yoshino Galleryより参加
・2022 09 03 – 06 Kiaf SEOUL 2022にGallery Irritumより参加
・2022 07 21 – 24 Seattle Art Fair 2022にTomohiko Yoshino Galleryより参加
COMING SOON...
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「A girl Waching You 231011 (Yellow x Pink)」/ 2023 / 727 × 727 × 25mm / アクリル絵の具・顔料インク / 木製パネル・ キャンバス
「Abstract Bouquet 230809 (Pearl Green x Blue)」/ 2023 / 530 × 455 × 38mm / アクリル絵の具・顔料インク / キャンバス