独学で絵を描き始め、幼少期に2年間の海外在住を経験。
上京後フレーマーとして勤務しながら作家活動を開始。
2016年、銀座にて初個展を開催。
主な展示歴として、個展「MILESTONE」(中和ギャラリー)、「Chrome Distance」(POLA MUSEUM ANNEX)、Art:gwangju19(韓国)、Study:大阪関西国際芸術祭などがある。
「2023美の起原展」大賞、「第3回日本文芸アートコンペティション」最優秀賞受賞。
小説『赤と青とエスキース』(青山美智子著)装画担当。
青山美智子氏との共著詩画集「マイ・プレゼント」「ユア・プレゼント」を出版(PHP研究所)し累計発行部数5万部を記録。
私たちは無意識に「不随意性と決断」を幾度となく繰り返し経験している。その事象の中で人はいつ何時も孤独である。
U-kuは幼少期に海外に移住した際、文化や言語の差による孤独と、帰国後「帰国子女」として心情的に受けた孤独のどちらもを体験した。その後も幾度となく感じる同様の感覚は、いずれも集団にいることが条件で発生した。
哲学者の三木清も「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の『間』にあるのである」と述べている。
しかし孤独の時にこそ訪れる「不随意性と決断」の応酬によりその孤独は新たな発展を生み出すきっかけにもなり得るのではないかと考えた。
自身で選択した水彩絵の具の色が生み出す不随意的な滲みや形を人生における偶発的な出来事と置き換える。そして水彩で描写した後、水彩以外の画材(アクリル、岩絵の具、金箔など)で、その偶発的な出来事をどう活かすかを決断するための選択を行う。
この一連の作業を終えると同時にU-ku自身の様々な孤独と関連した記憶と照合させ、最後にモチーフを加える。それらを第三者が鑑賞することで新たに多様な記憶と結びつき、その作品は鑑賞者の数だけ背景を増していく。しかしそこには必ず1対1の対話しか存在せず、擬似的に鑑賞者はあらゆる「孤独」と向き合うこととなる。
1989 兵庫県神戸市出身
2012 神戸女学院大学 文学部英文学科卒業
『代表的な活動履歴』
渋谷 東急プラザ 個展
天王洲アイル 寺田倉庫企画 「Unlimited」企画グループ展
福岡 Between the arts 企画「artworks fukuoka」企画グループ展
銀座 POLA MUSEUM ANNEX 「Chrome Distance」企画グループ展
大阪 Study:大阪関西国際芸術祭 中和ギャラリーから出展
韓国 Art:gwangju19 招待参加
イタリア ARTE DESIGN VENEZIA 「the Wonderland」参加
『代表的な受賞歴』
2023 第11回美の起原展 大賞
2021 第3回日本文藝アートコンペティション 最優秀賞
2021 2021美の起原展 奨励賞
2021 tagboat主催アートフェア「Independent」審査員特別賞
2021 イタリア ARTE DESIGN VENEZIA 「the Wonderland」 準グランプリ
『代表的なコラボ・企業案件等』
U-ku×Pigment Tokyo ライブペイント(寺田倉庫様)
タワーマンションアートプロジェクト(新都市生活研究所様,Between the arts様)
青山美智子著 「赤と青とエスキース」 表紙装画提供
U-ku×青山美智子 共著詩画集「マイプレゼント」「ユアプレゼント」出版
東京新聞コラム「私の東京物語(全10回)」掲載
三井グループ社内報「MITSUI Field」巻頭インタビュー掲載
COMING SOON...
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●「優等生」/ 2021 / 333×333mm / 水彩絵具, 顔料, 銀箔, 雲母
●「深呼吸」/ 2021 / 158×454mm / 水彩絵具, 顔料, 銀箔, 雲母