水彩独特の淡い色調や滲み、カスレを巧みに操りながら生み出される作品の根底には、作家自身が感じる「どうしようもない孤独」がある。
幼少期から海外を含め転居が多く、そのような経験から次第に強い孤独感を常に抱くようになる。一見すると明るい雰囲気の作品も、独りでも楽しくありたいともがく一つの形であり、作品には必ず作家自身の象徴として人や生き物の姿が描き込まれる。
時には顔料から水彩絵具を自ら製作し、一度限りの刹那的な色を用いた作品を通して、鑑賞者に世界の見え方を問いかける。
水彩絵具を粉の状態から練り上げ繊細なバランスで混合させ、その瞬間にしか生まれない色を用いて作品を描く。一見すると抽象画に見える作品の中に、必ず少女や生き物のモチーフが描き込まれていることも特徴。そのモチーフによって抽象的な画面の中に、鑑賞者それぞれにオリジナルのストーリーが生まれる。作品を鑑賞する日付や時間によっても生まれるストーリーが変化し、その時々の鑑賞者を映す鏡となって現れる。
1989年 兵庫県神戸市生まれ
2012年 神戸女学院大学 英文学科卒業
主な活動歴
2016年
8月 銀座 月光荘サロン 月のはなれ 個展
(以降2017,2018,2020に個展開催)
2017年
6月 大阪 arbre hair design 壁面展示
7月 鎌倉 ZELKOVA 壁面展示
9月 神田 ワンピース倶楽部展vol.10 参加
9月 銀座 月光荘サロン 月のはなれ 個展
2018年
8月 名古屋 Esplanade gallery 個展
10月 渋谷 Algonquin Tokyo 壁面展示
11月 中目黒 kisai buzz 壁面展示
2019年
6月 日本橋 ArtMall 個展(以降毎年個展開催)
7月 広島 maltid 壁面展示
2020年
4月 銀座 月光荘画材店 企画展示
10月 葉山 Porto ponpone hayama個展
2021年
3月 銀座 中和ギャラリー 個展
7月 福岡 Between the arts 企画「artworks fukuoka」企画展
8月 ベネチア Galleria S. Eufemia 企画グループ展
9月 表参道 ガレリア 個展 11月 芦屋 WORLD TIMES 個展
【主な受賞歴】
2021 ARTE DESIGN VENEZIA 「Wonderland」 準グランプリ
2021 2021美の起原展 奨励賞受賞
2021 第三回日本文藝アートコンペティション 最優秀賞受賞
【掲載誌】
2019年 「美術の窓」画廊が選ぶ注目の新人
【表紙】
2021年 「赤と青とエスキース」青山美智子著
COMING SOON...
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●「優等生」/ 2021 / 333×333mm / 水彩絵具, 顔料, 銀箔, 雲母
●「深呼吸」/ 2021 / 158×454mm / 水彩絵具, 顔料, 銀箔, 雲母